2012年7月17日火曜日

アメリカチョウゲンボウ(英語名:AMERICAN KESTREL ,スペイン語名:CERNÍCALO AMERICANO ,学名:FALCO SPARVERIUS)

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アメリカチョウゲンボウ ピキリャクタ遺跡の岩に乗る 2012/03/22 07:47 (SONY NEX-5N + SEL18200 トリミング)










アメリカチョウゲンボウ

英語名:AMERICAN KESTREL
スペイン語名:CERNÍCALO AMERICANO
学名:FALCO SPARVERIUS

体長:27-30cm

目     :     ハヤブサ目 Falconiformes
科     :     ハヤブサ科 Falconidae
属     :     ハヤブサ属 Falco
種     :     アメリカチョウゲンボウ F. sparverius



解説

猛禽としては小さめな印象。
くりっとした目と、ブルーグレーの羽、薄茶色の背中、斑点のある腹と美しい外見である。

優雅に旋回する様は猛禽らしいが、時にすばやく羽ばたいたり、ホバリングしたりすることもあり、飛行方法は柔軟である。

人里近くでよく見られ、クスコのような山岳地帯の町や、田園地域などでも観察できる。
アンデス地域を観光する時、空を小さな猛禽が飛んでいれば、大体この種であるとみて間違いない。
(よく見る他の猛禽はもっと大きい)


羽の色で♂と♀を見分けることができるようだが、写真でははっきりわからなかった。


フィールドノート

観察場所: ワカルパイ湖(クスコ東部)の隣のピキリャクタ遺跡
日付: 2012年3月22日
時間: 7:00-10:00
天気: 快晴
 

ピキリャクタの遺跡はアンデス版の万里の長城と言われるだけあり、高めの長いアドベ(日干し煉瓦)の壁がたくさんある。
その頂上部分が見晴らすのに都合が良いのだろう。
アメリカチョウゲンボウは遺跡の上から獲物を探しているようだ。
遺跡内部はだいぶ自然に侵食されているものの、広場のような場所もあり、餌を獲るには格好の場所のようだ。

アメリカチョウゲンボウ ピキリャクタ遺跡の岩に乗る 2012/03/22 08:53 (SONY NEX-5N + SEL18200 トリミング)




観察場所: クスコ市内西部 岡の近くの電線
日付: 2012年4月25日
時間: 9:21
天気: 曇り


クスコ市内でアメリカチョウゲンボウを背中側から撮影。
曇りで露出が少なかったため、あまりはっきりは写せなかった。
が、背中の模様は良く見える。

アメリカチョウゲンボウ クスコ市内の電線で 2012/03/22 07:47 (SONY NEX-5N + SEL18200 トリミング)







観察場所: クスコ市内西部 岡の近くの電線
日付: 2012年4月26日
時間: 11:39

天気: 快晴 

やはりクスコ市内で、警戒心の薄いアメリカチョウゲンボウを発見。
自分の方が高い位置にいるためか、普通の個体なら逃げる距離でも撮影できた。
お腹の側の模様などが良く観察できる。

アメリカチョウゲンボウ クスコ市内の電線で 2012/04/26 11:39 (SONY NEX-5N + SEL18200 トリミング)





観察場所: イスクチャカ近くの村、クランバ
日付: 2012年7月14日
時間: 16:33

天気: 晴れ

クスコ西部のアンデスの農村クランバにて。
トウモロコシの収穫の終わった畑を、雑草の枝の上から見下ろし獲物を探している。
度々、かなり低めに(地面から1mくらい)飛行していたが、獲物がいたのだろうか?

このクランバの畑では、かなり低い位置の枝に留まったり、地面に降り立ったりするアメリカチョウゲンボウを観察できた。

アメリカチョウゲンボウ クランバの畑にて雑草の上から獲物を探す 2012/07/14 16:33 (SONY NEX-5N + SEL18200)






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